中古住宅を購入し、リノベーションして実際に住み始めるにはどんなお金がかかるのか
そのポイントを4つご紹介いたします。
1:中古住宅の購入費用
まず、中古住宅の購入費用について考えてみましょう。中古住宅の価格は、新築住宅に比べて一般的に低めですが、立地や築年数、建物の状態などによって大きく異なります。都心部や人気エリアでは価格が高くなりがちです。一方、地方や築年数が古い物件は比較的安価で購入できることが多いです。
中古住宅を選ぶ際には、建物の構造や耐震性、配管や電気設備の状態などをしっかりチェックすることが重要です。これらの点を確認するために、専門家による建物診断を依頼することをお勧めします。診断費用は数万円程度かかることがありますが、後々のリノベーション費用を見積もる上で非常に有益です。
2:リノベーション費用
次に、リノベーション費用についてです。リノベーションの範囲や内容によって費用は大きく異なりますが、一般的には以下のような要素が含まれます。
デザイン・プランニング費用
リノベーションを計画するための費用です。インテリアデザイナーや建築士に依頼する場合、そのプランニング費用が発生します。
工事費用
リノベーション工事自体の費用です。内装工事、外装工事、水回りの工事などが含まれます。例えば、キッチンやバスルームの全面改装は比較的高額になります。
設備費用
新しい設備を導入するための費用です。システムキッチンやユニットバス、エアコンなどの設備は高額な場合があります。
家具・インテリア費用
リノベーション後の住空間に合わせて新しい家具やインテリアを購入する費用です。
リノベーション費用は、総額で数百万円から数千万円になることが一般的です。予算を立てる際には、必ず複数の見積もりを取り、比較検討することが重要です。
3:諸費用（登記費用、仲介手数料など）
中古住宅の購入とリノベーションには、さまざまな諸費用が伴います。代表的なものには以下のものがあります。
登記費用
不動産の所有権を移転するための費用です。司法書士に依頼する場合、その報酬も含まれます。
仲介手数料
不動産会社を通じて中古住宅を購入する際に支払う手数料です。通常、購入価格の3%＋6万円（消費税別）が相場です。
ローン関連費用
住宅ローンを組む際の手数料や保証料、火災保険料などが含まれます。
税金
不動産取得税や登録免許税などの税金がかかります。
これらの諸費用は、物件価格の約5〜10%程度になることが多いです。事前にしっかりと計算しておくことが大切です。
4:維持・修繕費用
最後に、維持・修繕費用についてです。中古住宅は新築住宅に比べて経年劣化が進んでいるため、定期的なメンテナンスが必要です。
定期点検費用
建物や設備の定期点検にかかる費用です。専門業者に依頼する場合、その都度費用が発生します。
修繕費用
屋根や外壁の修繕、給排水管の交換など、経年劣化による修繕費用がかかります。
リフォーム費用
リノベーション後も、ライフスタイルの変化や住環境の改善のために追加のリフォームを行うことがあります。
維持・修繕費用は、年間で数十万円程度かかることが一般的です。中古住宅を長く快適に住むためには、これらの費用を見込んでおくことが重要です。
まとめ
中古住宅を購入し、リノベーションして住むことは、理想の住まいを実現するための魅力的な選択肢です。
しかし、そのためには購入費用、リノベーション費用、諸費用、維持・修繕費用をしっかりと見積もり、計画的に進めることが大切です。
今回紹介した各項目を参考に、自分に合った中古住宅のリノベーションプランを立ててみてください。
